朝晩の空気にひんやりとした涼しさが混じり始めると、盛岡の秋はもうすぐそこです。夏の疲れが抜けきらないまま迎える季節の変わり目こそ、少し早起きをして、静かな朝の散歩に出かけてみませんか。今回ご紹介するのは、盛岡城跡公園(岩手公園)と高松の池をめぐる、紅葉さんぽのコースです。
盛岡城跡公園は、盛岡藩南部氏の居城跡地を整備した公園で、石垣と木々が織りなす景色が魅力です。例年、10月中旬から下旬にかけて木々が色づき始め、朝の光が石垣に差し込む時間帯は、写真好きの方にもおすすめです。観光客で賑わう日中を避け、開園直後の時間に訪れると、独り占めするような静けさの中で秋を感じられます。歩きやすい靴と、羽織れる一枚があると安心です。
もう一箇所の高松の池は、盛岡市内でも人気の散歩スポットです。池の周囲を彩る木々が水面に映り込む景色は、この季節ならではの見どころ。ベンチに座って一息つきながら、ゆっくりと流れる時間を楽しむのもいいですね。歩数にすると、両スポットを合わせて1時間半ほどのゆったりコースになります。途中には自動販売機や休憩できるベンチもあるので、水分補給をしながら無理のないペースで歩けます。
散歩の記録は、スマートフォンのカメラで十分です。「今日の1枚」をひとつだけ決めて撮っておくと、あとから見返したときに季節の移ろいがよくわかります。家族や友人と写真を共有すれば、離れて暮らす人との会話のきっかけにもなります。無理に予定を詰め込まず、気の向くままに歩くことが、秋のさんぽを長く楽しむコツです。
朝は思いのほか冷え込むこともあるため、薄手の上着を一枚持っていくと安心です。近くにはカフェや休憩スポットもあるので、散歩のあとに温かい飲み物でひと息つくのもおすすめです。
岩手の秋は、慌ただしい毎日の中でふと立ち止まる時間をくれます。今週末、少し早起きして、盛岡城跡公園と高松の池を歩いてみませんか。色づき始めた景色が、きっと心を整えてくれるはずです。
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